最近読んだ本(復活への底力)

こんにちは。しっつのシゲルです。


私には3人の師匠がいます。

・宗教の師匠  紀野一義氏(故人:仏教青年のつどい真如会主幹)

・経営の師匠  遠藤功氏(元ローランド・ベルガー会長)

・知の師匠   出口治明氏

これらのどなたも私が勝手に師匠と思っているだけで

私が弟子だとは、ご本人はご存じありません。


この本は、知の師匠である出口治明さんの著書です。

ライフネット生命の創業者で、立命館アジア太平洋大学

の学長をされていますが、2021年1月9日に脳卒中で

右半身の麻痺と失語症の後遺症に襲われました。




すでに70歳を過ぎておられたので、普通なら、学長を引退する

ところですが、学長に復職するために行ったリハビリの経緯が

綴られています。


「何が起こるか予測できない世の中で、どんな事態に直面するか

は、「種の起源」で進化論を確立したダーウィンがいっている

ように運次第で、人間ができるのは適応だけである。」


「要するに、何が起こるか誰も分からないし、賢い者や強い者だけが

生き残るのではない。ただ、その場所の環境に適応した者だけが

生き残る。」


「そこでは、運と適応が大切で、運とは適当なときに適当な場所に

いることで、どうしようもない運命であるが、その場所に居合わせた

とき、どんな適応ができるのか。すなわち、どんな意欲をもって

どんな世界にしたいと思って動くのかは、自分の意思次第である。」


「人生にはどうしようもないことが山ほど起こる。自分は

なんて不幸なんだ、不運なんだと嘆いても仕方がない。何より

人生は楽しまなければ損だ。落ちこんでいる暇などない。」


「「知識は力なり」をモットーに、「迷ったらやる」ことを実行して

いく。」


さすが、師匠です。


みなさんも、人生を楽しみましょう。

あしあと

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