最近読んだ本(22世紀の民主主義)

こんにちは。しっつのシゲルです。


たけしのテレビタックルのコメンテータでもある

成田悠輔さん(イェール大学助教授)の著書です。


「経済と言えば、資本主義。政治と言えば、民主主義。

勝者を放置して徹底的に勝たせるのがうまい資本主義は、

それゆえに格差と敗者も生み出してしまう。

生まれてしまった弱者に声をかける仕組みが民主主義だ。

暴れ馬・資本主義に民主主義という手綱を掛け合わせる

ことで、世界の半分は営まれてきた」と書いてあります。




そして、「二人三脚の片足・民主主義が、重症で、

今世紀に入ってからの20年間の経済を見ると、

民主主義的な国ほど、経済成長が低迷している。

その理由のヒントは、ネットやSNSの浸透と

ともに進んだ民主主義の劣化である。

この重症の民主主義を再生するために必要なことは、

1.民主主義との闘争、2.民主主義からの逃走、

3.まだ見ぬ民主主義の構想」だといい、それぞれに

問いがあります。


1.民主主義との闘争での問い。選挙やその周辺の仕組みを

  どう改造すればいいのだろうか?

2.民主主義からの逃走での問い。民主主義から逃げだして

  しまう方法はないだろうか?

3.まだ見ぬ民主主義の構想での問い。選挙も政治家もいない

  民主主義はありえないだろうか?


選挙や政治、そして民主主義というゲームのルール自体を

どう作り変えるか考える、ちょっとした革命であるが、

中途半端なガス抜きで終わらせるなら、部屋でカフェラテを

飲みながらゲームをしている方が楽しいし、コスパもいいと、

言っています。


革命か、ラテか? 仕事に疲れたときに、仕事を忘れて

こうしたことを考える時間は、私にはとっても楽しい

時間ですが、皆さんはどうですか?





あしあと

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