最近読んだ本(もうすぐいなくなります。絶滅の生物学)

こんにちは。しっつのシゲルです。


生命誕生から38億年の間に地球上にはおびただしい数の生物種が

出現したが、その99%は絶滅した。

また、人類は約700万年前に誕生したが途中から多様化し、多くの

種が生まれたがほとんどの種は絶滅し、現在はホモ・サピエンス1種

だけが残り、そのホモ・サピエンスの個体数が78億もある。

この本は、この絶滅から生物史を読み解こうというものです。




第1章 「強制終了」のような絶滅

第2章 「絶滅」にはさまざまな理由がある

第3章 人間が滅ぼした生物と、人間が保護しようとする生物

第4章 「絶滅危惧種」をめぐる状況

第5章 どのような生物が「絶滅」しやすいのか

第6章 「絶滅」とは何か


どの章も、へえーと思える内容でとても面白かったですが、

その中でこれはというものを書いてみます。


*現生人類はホモ・サピエンス単種が700万年も続いたのではなく、

その間、多種の人類と交雑(雑種)したからこそ絶滅しないできた。

それなのに、ニホンザルと外来種のタイワンザルの交雑種は「遺伝子汚染」だと

駆逐するのはおかしい。しかも、トキは中国産トキは日本トキに遺伝子が近いので

外来種ではないとせっせと数を増やしている。なるほど・・


*ウイルスはその宿主(人間)が死ぬと自分も死ぬ。宿主が絶滅すると

自分も絶滅するので、宿主が死なないレベルまで毒性を弱め共生化を

図る。エイズウイルスでの死亡率が下がったのは新薬の開発もあるが

毒性を弱めるように進化したもの。なるほど・・・、コロナウイルスも

そのうち進化してくれるかもしれない。





あしあと

322view