2022年07月13日
最近読んだ本(教養としての金融危機)
こんにちは。しっつのシゲルです。
激動の世界史と時代の大転換点。「100年間」に起きた
「9つの危機」を「ストーリー」で一気に学ぶ・・・
という帯にひかれて買いました。
国際金融危機の面白さは、ミステリー小説を読む楽しさに
通じる、をコンセプトに書かれています。
・国際金融危機が約10年に一度起こる理由
・ドルによって崩壊した「ブレトンウッズ体制」
・日本が「モノを売って稼ぐ国」から変貌していた
・「アジア通貨危機」のトリガーとは何だったのか
・「リーマンショック」では通用しなかった成功体験
・同時多発した「発展途上国の債務危機」の背景
・「成長重視の世界」では必ず危機が起こる!
・2020年、貧困問題は5年分逆行してしまった
国際金融の仕組みを学ぼうとすると結構分厚い本を
読んでいく必要があります。
その点では、この本は新書版なのでそこは楽に読めます。
が、「ミステリー小説を読む楽しさに通じる」は言い過ぎかな
と思いますけど。
日本経済史も当然、世界経済史の中の一部であり、金融は
経済の中心です。
この本は、経済学の復習として読んでいくと結構役に立つのでは
ないかと思いますので、学生の皆さん(特に金融機関を志望している方)
は一度読んでみてはいかがでしょうか。
あしあと
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